年に50本の映画を見て、50冊の活字本を読み、10本のアニメを見て、100冊の漫画を読み、20本のゲームをして、500枚の音楽を聴き、1000食の飯を作る。それをただ3回繰り返すと、俺の大学生活ができ上がる。他に付け足すものがあるとすれば、10回の展覧会巡りと10キロの水泳ぐらいか。
強引にきりがいい数字にしてみたが、映画と活字本と漫画は1.5倍ぐらいは実際見込めるはず。2倍にすると流石に吹かし過ぎだ。
趣味の欄に何を書くかな、というお話。とりたてて書くことがない。
誰だって本ぐらい読む、というのは明らかに言い過ぎで、現実には読む人は少数派だ。近いことはどれにも言える。娯楽に関しては大抵の事について、する人がマイノリティで、しない人の方がマジョリティだ。このことは誤解しがちだけれども、忘れないでおきたい点だ。
かといって、本を読んでいるからといって、趣味は読書ですと主張するほどのことかというと、話は別だ。世の中の読書を趣味とする人たちは、俺よりは遥かにたくさん読んでいる。三日に一冊本を読むだけで、年に100冊は優に越えるのだから。同様のことが他のことにも言える。何かが好きな人というのは、本当に何かが好きなのだ。それだけの情熱が俺にはない。何に対しても。
だけど何かをアピっとかないとなあ。この中だと水泳が一番レアか。でもこの数字、水泳が趣味の人ならすぐ分かるだろうけど、全然泳いでない。月に一度以下のペースで1キロ泳ぐ程度。この中だと一番厳しいレベルだ。
見るだけなら、映画は100ぐらいは簡単にいくと思う。金曜ロードショー欠かさず見るだけでもう50行っちゃうんだし。映画好きな人って日に何本も劇場ハシゴするし。俺も実家に帰ると一日中WOWOWで映画見たりしてる。
アニメは好きな人は1クールに10本ぐらいはざらに見るから全然。
活字本って大雑把にまとめちゃったけど大半が小説。でも一口に小説ったって、さらっと読めるものからてんで進まないものまで様々だ。専門書の比じゃないにせよ、俺は小説を読むのは割と時間が取られる方。少なくとも、ノンフィクションよりはフィクションの方が時間を割かれがち。しかしそう考えてみると、ただ読書って書くのもかなり適当な感じ。
漫画はあまり読まなくなったな。読みたいのはいくつもあるんだけど、置くスペースのことを考えると、どうしても買うのを躊躇してしまう。あるものを何度も読むようになった。
ゲームはよく分からん。あまり日々の生活の中でゲームに時間かけてるって印象はない。すぐ終わるレゲーが少なくないし。ともあれ、XBOX360PS3も未だに買えないでいる。買うと真剣に生活壊れそう。
音楽はどうなんだろう。聴くったって、本当にただ聴くだけなんだよな。スピーカーから音が出てて、その前に俺がいるだけ。逐一レートはつけてるけど、それぐらい言ってもいいぐらいに、聴いてるだけ。それを言っちゃお終いか。映画や小説も似たようなもんだ。何にせよ特段語れるほどのものはないってこと、それは確か。
飯は日夜三食自炊してますってだけ。何の努力も工夫も見られない。
何につけても、単純に量を比較できる相手が現実にいないってのが難点の一つなんだよな。ここで適当に書いてるのはそれぞれ、俺が普段ネット上で参考にしてる人との比較。もちろん量でも質でも劣ってる。時々こういう話をすると謙遜している風に見られるみたいなんだけど、正味な話、俺自身の感覚としてはよく分からん。大学に行けば、そこら中に俺の完全上位互換みたいなのがうじゃうじゃいるような気がびんびんする。ネット上にはたくさんいる。