ごーじょにごごーごー。

文学部には何もかもを政治と宗教の問題に還元しないと気が済まない人達がいる。だけど他人と話をしようとするなら、物事を何らかの枠にはめないと難しいわけで、そうなってしまうのは逃れ得ない。世界を切り取るナイフが彼らにとっては政治や宗教だった、ということに過ぎない。歪な断面を目にする前に、彼らも本当はもっと色んなことを考えているはずだと思う。

歌詞が理解できないと音楽を真に楽しむことはできない。そう言われると、聴いて楽しいと感じられたならそれでいいじゃないか、という気がする。歌詞なんてどうでもいい。そう言われると、だけど歌詞を読むと意外といいことがあったりするもんだよ、という気がする。要は俺は単なる天の邪鬼で自分の意見なんてないってこと。或いは、0か1かじゃないと自分の意見とは認めて貰えないということ。立場を表明しなきゃならない人達は決まってそうだ。それが立場っていうことで、仕方がないことなんだけれど。他人と何かを分かち合おうとすると、どうしようもなく立場って生まれてきてしまうんだから。そういうのが面倒なので一人でしこしこやってるわけで。少なくとも、自分の物差しを無理に押し付けたりせずにいられたならいいな。

サニーデイ・サービスの『24時』を聴く。そこそこそれなり。