音楽にせよ文学にせよ、一週間話題になるためだけに生み出されるようなものが僕は好きです。生涯抱えていけるほどのものなんてそんなにありませんが、とにかく生きていかなければなりませんから。

Well now everything dies baby that's a fact
But maybe everything that dies someday comes back
Put your makeup on fix your hair up pretty
And meet me tonight in Atlantic City

Bruce Springsteen 「Atlantic City」

久々に聞いたら、前よりも好きになった。『Nebraska』での乾いたアレンジもいいけれど、『In Concert』での分かり易さも悪くない。
もう随分長い間世界的な経済危機とやらが続いているらしい。このチャンスを何かに生かせないかと、それなりに調べてみたが思いつくはずもなし。だから今日も雨の中を研究室まで走る。フェルメールの話をするために。人は誰もが一枚の絵のために走り続ける生き物である。言い回しが酷すぎる。
ゼミの発表が立て込んでいて忙しかったり忙しなかったり、本を読んでは棚に戻さない男が部屋を荒らして回ったり、慢性的に体調不全だったり。どうして人々が外で遊びたがるのか最近分かってきた気がする。家に上げると本当ぐだぐだ過ぎる。