ファブリーズ臭いです!
ぷじゃけた幻想をぶち殺すのに忙しい二ヶ月間でした。もちろん殺せませんでした。そういう風にできている。
愛媛に帰ったり愛媛から帰ったりしました。伊予路の月はあんまり真白くて、光浴びれば犬の骨さえ痩せ細るのであります。今治西と西条の早々の敗退は残念でしたが、なかなか健闘したと思います。特に今治西の泥臭い勝ち方はいかにも愛媛の野球風で楽しかったです。そして派手な負け方もいかにも今治西の野球風で。
愛媛と言えば、これは東京の話なんですがね、在京愛媛人が集う会というのが催されましてね、足を運んだわけです。そこでナチュラル伊予弁であることが発覚しました。ここで話は一年ほど遡りますが、丁寧語で話す愛知人と知り合いまして、どうして丁寧語で喋るかというと、普通に喋ると地の方言が出てしまうとのことで。それ以来、果たして自分はどうなのかしらんという疑問が生じて一年ほどが過ぎました。ここで話は十一年ほど遡りますが、自分はちょっと北の方へ行っておりまして、しかもそこでも京都弁のロシア人とガリガリ君を食べたりで、自分自身の方言がよく分からんのでした。実際、愛媛に帰って来たときなどは「机をかけ」などと意味不明の供述をされ懸命に机を書いたり描いたりしたものです。松山城下で伊予柑を囓りながら列車と団子を見つめていたのです。そんなこんなで「めっちゃ伊予弁やん」などと言われた日には割と嬉しいわけでした。まる。
愛媛と言えば、アジアンカンフージェネレーション、略してアジカンを見に行きました。かつて逃げ出した某委員会の某先輩を思わず拝見してしまいまさかのスニーキングミッションと化すなど、愛媛でこんなに人が集まるのかと面食らいました。席の隣の席は真っ正面、更にそれなりに前列。いいライブでした。帰りに麺も食らいました。
愛媛と言えば、別に何もありませんね。この二ヶ月間で読んだ漫画も聴いたCDも100を越える勢い、というか越えていて、更にそれまでの分も溜まっていてどうしようもありません。良かったものだけ適当に思い出に浸りながらメモれコピれの調子で。合言葉はパクろうぜのノリで。
とりあえずゲームを消化。
女神異聞録デビルサバイバー』をやりました。前々からDSでSRPGがやりたかったのでこの作品の発売は渡りに船だったのですが、情報が公開されいくうちにあまりSっぽくないなと、シミュレーションっぽくないなと、戦闘がまんまメガテンだなと思いまして、スルーをしたのです。しかし御栗タルトに囲まれて過ごす一月は恐ろしいもので、ついつい魔が差してしまいました。三周して閣下も撃破。全ルート制覇するつもりだったんですが、あまりにだるくて投げました。これ周回プレイ前提と強く推されていた気がしたので、その辺のシステムが親切なのかと思いきや全然そんなことはなく。一周目でうまく立ち回ったせいか共通パートで見られるイベントの殆どのそこで制覇してしまい、二周目からはわざとドジってみるなどの努力を要請されるハメに。シナリオが一周しただけでは物足りず、かといって周回プレイをするにも分岐が最後の最後までまるでないので代わり映えもせず、セーブが一つしか作れないので分岐地点からやり直すということもできず。この辺りがチグハグになっているのは残念でした。合体時、スキル変化時にスキルを選択できるのは想像以上に快適で素晴らしかったです。ミタマ合体のおかげで気軽にレアな悪魔もとりあえず作ってしまえるしで、これで全書システムなら合体時のストレスゼロで最高だと思います。
ワンダと巨像』をやりました。大学が無事終わり、愛媛へ帰るまで一週間ぐらいあったのでのんびりやるかと買ったんです。それが何を間違ったか完徹を含む二日間でタイムアタック制覇しました。何が悪かったのかというと、ワンダが面白すぎたというのと、あまりに暇すぎたというのと、主にベッドでWindows 7を弄ってたアグロのせいだと思う。とにもかくにも広大なフィールドをシームレスに移動できる感動。実際体験してみるとこれは結構くる。グラフィックも美しいし、そこを馬で駆けながらトカゲや木の実を弓で狩る感動。こういうのでいいんだよ。何かとゼルダと比べられる作品だけど、この楽しさは正にゼルダ。広大なハイラル平原へ出て、巨大なピーハットと遭遇した時オカのあの記憶舞い戻る。音楽のメリハリがまた綺麗で、盛り上がりに三役ぐらい担っている勢い。巨像も本当に迫力があってRボタンを握りしめる手についつい力が入りがち。さすがに十六体もいるだけあってネタに苦労してる感もないではないにせよ、どの巨像との戦いも熱かった。中でも一番のお気に入りは第五の巨像。静かな湖を巨鳥が飛ぶ光景は息を呑んで死んでしまうぐらい美麗。こいつを倒してからは一気に進めてクリア、そのままのスピードでタイムアタックに雪崩れ込み、馬の手を借りるなどして最後までやり抜いた。四体ほど真剣に投げ出そうかと思ったけど、私は元気です。そんなこんなで非常によろしいゲームでした。ただ、無理に小さくまとめ過ぎようとしているような気がします。確かに掴むというアクション一つでこれだけのゲームを作り上げたのは見事。剣と弓だけで最後まで戦いがマンネリ化しないのも天晴。ですけど、別にそうしなくても良かったというか、そうしない方が良かったと思うんです。タイムアタックを進めることでアイテムが入手できるんですが、そのうちの幾つかはどう考えたって普通にシナリオの途中で入手させるべきではないでしょうか。おまけと言えばおまけでしかないんですけど、クリア後にこんなもの貰ったってどうしようもなく、適当に巨像を倒したタイミングで入手させてくれれば良かったんです。こういった点では、綺麗にできあがっていたICOに一歩譲るかなと。
幻想水滸伝III』をやりました。amazonで頼んでおいたアバドン王が届くのが遅れたので、ここらで軽めのゲームを一つ囓っておくかということで。30時間もあれば終わるという話で借りたんですが、80時間かかりました。まあ確かにただクリアするだけならこんなにプレイする必要はなく、要は堪能したってことなんです。108星はコンプ。アイテムも全部回収するつもりでしたが運要素で先が見えないので断念。一応時限アイテムは集めておきました。三人の主人公をそれぞれプレイすることで、ストーリーの全貌が様々な面から徐々に見えてくるのは良いです。仲間を集めて本拠地を充実させていくのも良いです。ただ、この二つの相性がいまいち。ある主人公で仲間にしたキャラクターとは、他の主人公だと一緒に旅立てません。当たり前といえば当たり前のことで、バランス調整の面からもこれは尤もなことなんですが、どうも腑に落ち切らない。戦闘はかなり大味。キャラクタの配置がそれなりに大切になってくるはずなんですが、配置は殆ど指定できず。それはそれで何とかなるんですけど、何とかなっていいものか。一番弱ったのはマラソン。街から街への移動がひたすらマラソン。移動手段はもっと早く登場させても良かったのでは。多分、プレイ時間の大半はこのマラソン。Lボタンに決定とキャンセルが割り振ってあるおかげで片手で適当にプレイできるから良かったものの、そうでなかったら確実に投げ出してます。まあ本拠地に人集めてどんどん発展させていくのは面白かったし、ダンジョンボス狩って金やアイテムを漁るのも楽しかった。そんな感じのゲームでした。