本気出して寝倒した。

GW中の出席率の低さは異常。どうにか今のところ無遅刻無欠席をキープ。一ヶ月間で一度も遅刻をしなかったのは人生で初めてのような気がする。

食う寝る遊ぶ。見えてきた。食っちゃ寝、食っちゃ寝。パッチワークみたいだ。

少し前のことだけど、『グレンラガン』を見通した。こういう前向きな成長譚がぼつぼつと出てきているのは嬉しい。後は過去の作品を上手に編集しただけ、よりも少しでも前に進むだけだ。作品の内容とは別の話で、DVDの画質の悪さが目について仕方がなかった。普段はそういう議論を目にしても疑念が勝るが、今回ばかりはよく分かった。ハイビジョン制作だからか。

カリオストロの城』について今更書くことがない。スパゲティ食べるシーンってこんなに短かったっけ。

ニール・ヤングの『Road Rock, Vol. 1: Friends & Relatives』を聴く。ボブ・ディランの「All Along The Watchtower」に近頃取り憑かれて、ヤングのカバーが収録されているのがこのライブ盤だったので。「All Along The Watchtower」に関しては、ディランの原曲、ディランのライブ版が3つ、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスによるカバー、U2によるカバーを持っている。一番好きなのはディランの原曲だけど、『Unplugged』でのライブ版と、ジミヘンのカバーも傑作。U2のは微妙、というかボノの声がディランの曲に最高に合わない。元々ギターに魅力がある曲なので、今回のではヤングの相変わらず演歌臭いギターがよく合っている名演。最後には派手なコーラスと絡んで曲が弾けてしまう。

中割一つ取り出して作画が崩れていると言うのは無茶な話だと思う。今でこそ少なくなったが、二年前ぐらいは酷かった。キャプチャの功罪か。いや、カリオストロの絵がしょぼいと言われて衝撃を受けたので。確かにキャラの顔は所々崩れているけれど、紙芝居じゃなくてアニメなんだからアニメを見て欲しい。

『ノー・ディレクション・ホーム』をやっていたので途中から適当に見た。去年の今頃、DVDでこの作品を見たとき初めてボブ・ディランを好きになった。それまで懐かしさを導き出すに過ぎない古い歌だった曲が、一気に鮮明なものとして蘇った。それまでの人生で、心酔したり尊敬したりできるような個人なんていなかったし、今でもどちらかと言えば他人に頼むところは少ない方だと思うけれど、ディランは限りなくそれに近い存在になった。当時のディランはアコースティックとエレクトリックの二部構成のライブをしていた。アコギを抱えている内は、観客は静聴し、整った拍手を送る。それがバンドを従え、エレキを構えた途端に嘲笑の渦と化す。或いは演奏を妨げるために手拍子をしたり、足を踏みならしたりする。しまいには一人が「裏切り者」と叫び、周囲の者たちは拍手と笑顔でもってそれを迎える。異常な光景だ。彼らは舞台の上にいるディランの演奏がなっちゃいないとか、態度が気に食わないとか、そんな理由で暴挙に及んでいるわけではない。ただ、ディランがフォークではなくロックを演奏するようになったというだけで、わざわざ金を払ってライブに来て、そして妨害を働いている。何が彼らをここまで暗い行為に駆り立てるのか理解し難かった。神を侮辱したり国に反逆したり、そんな問題のある発言をしたわけじゃない。エレキギターに持ち替えただけだ。たったそれだけのことが強い意味を持つ時代があり、そして音楽家がいたという話だ。「俺はあんたを信じない。嘘吐きめ」とやり返して、一触即発の空気が流れる。客と戦うようなライブがあることを初めて知った。そして「ばかでかい音でいこう」とバンドに叫んで、「Like A Rolling Stone」が始まる。何度見ても本当に心が震える。手を口の前に構えて、マイクに向かって吠えるようにして歌うディランの虚ろな目がいつまでも焼き付いて離れない。そうまでして尚、舞台に立ち続けることほど偉大なことはない。