夜の道をちまきを囓りながら歩く。

ボブ・ディランの『Empire Burlesque』と『Real Live』を聴く。『Empire Burlesque』はところどころ光るものは感じるが、音作りが軽すぎるし、詞の方もいまいち。『Real Live』はバックにミック・テイラーやイアン・マクレガンを配しているにも拘わらず、だらだらとして締まりのない演奏。しかし、ディランが一人でやっている「It Ain't Me, Babe」と「Tangled Up In Blue」はなかなかの好演。「It Ain't Me, Babe」ではコーラスを聴衆が合唱しているのが意外だ。「Tangled Up In Blue」は詞がかなり書き換えられているけれど、やっぱり傑作『Blood On The Tracks』を代表するだけある名曲だ。

手応えが掴めてきた。書きたいことは色々あるけれど、書かないでおく。