一月は安静にしようかと思ったけど、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『ワールド ワールド ワールド』がすごく良かったということをどこかに書いておきたかったので書いておく。一回聴いたときは悪くないアルバムだけど『君繋ファイブエム』や『ソルファ』に比べると微妙な感じだった。でも何度か聴いているうちに具合が分かってきた。どうも曲調が一本調子で、かつ音が多くてメリハリに欠けはするけれど、個々の曲はよくできていると思う。直球しか投げてこないマンネリ感に慣れさえすれば最初から最後まで通して聴ける希有な作品。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのアルバムでは一番好きだ。曲はどれもいいんだけど、「アフターダーク」、「No.9」、「ナイトダイビング」、「新しい世界」が特に。

他にも何か色々聴いたな。エイフェックス・ツインの『Richard D. James Album』の「Girl/Boy Song」は結構インパクトあった。ソニック・ユースの『Experimental Jet Set, Trash And No Star』はまだうまく掴めない。ソニック・ユースにはこういうことが時々ある。ナイン・インチ・ネイルズの『Year Zero』も。『Fixed』と『The Perfect Drug』は分かりやすくて良かった。チープ・トリックの『Lap Of Luxury』は如何にも80年代アメリカって音がやっぱりダメだって思ったら意外といけた。リバティーンズの『The Libertines』はシンプル過ぎてもうちょっと聴き込みたい。とりあえず「What Became Of The Likely Lads」が良かった。マッシヴ・アタックの『Protection』は相変わらずだった。ボブ・ディランの『Down In The Groove』は「Silvio」が好きだ。

風邪をこじらせたりゼミの資料を強行軍で仕上げたりで割と無茶苦茶な進行だった一週間。

一人でゲームするのはやめようといつだったかは覚えてないがいつかそう思って実際やめていたが、昨日から『マリオカートWii』を隠し要素コンプに向けてプレイ中。後はミラー全部星だけか。

就活って二年の夏から考えるものなのか? よく分からんが東京に住んでると交通費が安く済んでいいんじゃないかと思う。

独り暮らししてる者が集まると食費に話が及ぶことは珍しくないけれど、異様に安く抑えているのって決して自慢にはならないと思う。月の後半は米だけで生きていける、とかそんな話を聞くとただろくな飯食ってないだけだよなって思う。そりゃ、生きていけるけど。きちんと金かけてきちんとした食事摂ってるのが一番偉いってのが大前提じゃないか。遊戯に金かけるよりはよっぽど立派だ。ここ一週間、米を炊くのすら億劫になってきて喉飴と鶏肉しか食ってない。生きてはいける。でも自慢できることじゃない、決して。

「カラオケなんて接待なんだから」

カラオケで流行歌しか歌われないということ。どうなんだろう。CDも売れなくなってきていて、音楽という文化自体があまり目を向けられなくなっているみたいだし、自分から好きな音楽を探して聴くということも珍しくなってきているのかもしれない。自分の周りではそうでもないんだけど。一部の音楽好きにとっては、古いものも新しいものも一緒に棚に並べられている時代だから、時代性の持つ意味もどんどん失われていっている。好きに歌いたければ一人カラオケで好きに歌えもする。カラオケは自己満足とは言うけれど、大抵の人は多かれ少なかれ気を使っているだろうし、そういう時に流行歌って便利なんだと思う。でもカラオケのために流行ってる歌を聴いて練習して、それで好きでもないのに歌う、ってのは今ではないんじゃないかと思う。やっぱり単に多くの人が好きで、だから流行歌なんだろう、そのまんま。

「空気読め」って言う代わりに「風の歌を聴け」って言えばハルキゲニアな雰囲気が出る。このネタを考えたのは自分じゃなかったような気がする。そういうことが多くて困る。確信があって他人のネタを使うのと、確信もなく使うのとでは大きな違いだ。それは置いておいて、俺の中で村上春樹チルドレンのことはハルキゲニアって呼ぶっていうイメージがあったんだけど、どうやら世界中で俺しか抱いていないイメージだったらしい。しかも人にその話をするとゼロ魔厨乙だのと謂われのない非難を浴びる始末。やれやれ。僕はドクロちゃんを読みたいと思った。

しかしどこでハルキゲニアなんて言葉を覚えたんだろう。幼少の頃に恐竜にはまってたせいか。

昔話ならゲートボール場で幾らでも聞くから、今はもっとマシな話をしよう。