真・女神転生III NOCTURNE マニアクス クロニクルエディション』プレイ。
カグツチ塔を登る。パーティーはライドウ、マザーハーロット、バロン。まずはアーリマンと戦闘。物理攻撃を禁じられたので、ライドウが万能の的殺で攻撃。何故か殺される。腑に落ちないものを感じつつ螺旋の蛇でごりごり削り、圧勝。
「東京が死んで僕が生まれた」という広告が当時すごくかっこよくて、ずっと気になっていた作品ではありました。アトラスのゲームって大体そんな感じで、惹かれるんだけど敷居が高くって、手が出ません。今回『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王 Plus』を買ったのは単純に安売りされていたからで、本当は全然やる気がありませんでした。それが何を思ったかアバドン王を始めてしまい、止めることもできず、終わらせてしまい。その音楽が素晴らしかったので、少々値が張ってもサントラ付属版を買わなかったことを悔やみもしました。そうして何も考えず真3のプレイを始め、惜しむことなどなくなりました。
ノアをスルーし、ターミナルへ到着。カイラースを購入し、全マガタマコンプ。マタドールを作っては捨て作っては捨て死兆石を消費し、スルトリリム、ゴグマゴグ、スカアハ、ソロネ、アバドンを作成。至高の魔弾を覚えるまでレベルを上げ、その間にリリムリリスへ、ゴグマゴグがアルピオンへ、スカアハがスカディへ、ソロネがウリエルへ、アバドンがアルシエルへ、それぞれ変化する。そして坂東宮へ。パーティーはライドウ、リリス、アルピオン。まずゾウチョウテンをすんなり撃破。続くビシャモンテン、戦闘が始まってから回復をしていなかったことに気付く。おかげでランダマイザの連射でリリスのMPがすぐに尽きるというアクシデントも発生したが、マカカジャからのメギドラオンさえ大したダメージを受けることなく打倒。ジコクテンとコウモクテンもあっさりと片付き、マサカド様からマサカドゥスを授かる。
さすがに元が6年も前のゲームですし、アトラスですから、グラフィックは粗いんです。でもそれがあまり気にならないんです。それも、グラフィックが酷くてもゲームとして面白いものは面白い、なんてちんけでせこい話では決してなくって、グラフィックが粗いなりにベストを尽くしているからだとと思います。全体的にテクスチャが少なくてのっぺりした画面なんですが、それがきちんと画風として成立しています。だからこそ、こまごまとした現実の東京はなるべく描かずにすむように滅びた世界を作ったんでしょうし、キャラクターのデザインもそれに合わせてシンプルなのでしょう。ムービーにしたって通常のプレイ画面との画面の質的な差はなく、しかしカメラアングルをはじめとして演出は凝りに凝ってます。もちろんグラフィックは美麗であればあるほど良いに決まっているんですが、細部よりも全体の精度を追求するような、こういうアプローチの仕方は好きです。
カグツチ塔へ帰還し、とりあえずノアを倒しに。パーティーはライドウ、アルピオン、トランペッター。人修羅の至高の魔弾とライドウの的殺で耐性関係なく攻撃していき、四属性のマハダイン系を所持したトランペッターで弱点を突く。そんなペースで滞りなく勝利。ここからターミナル周辺でひたすらレベル上げに励む。基本的に地母の晩餐で全体を削り、後はオート。ランダとマダが出てきた時はショックウェーブなど、ライドウの的殺が割と便利。ウリエルからラファエルを作り、ラファエルからガブリエルを作り、ガブリエルからミカエルを作る。そして念願のレベル95へ。スルトを生け贄にするつもりが、レベルが高くなりすぎることを見落としてた。そこで急遽継承用にロキを作り、こいつを生け贄に。そしてスキル選びに手間取ること一時間、ようやくメタトロン完成。こいつは最初から所持しているスキルが多くあまり自由が効かず、選定に苦労した。二度作らないと貫通の継承は不可という点から補助回復要員に決定し、持たせたスキルが以下。シナイの神火、ランダマイザ、タルカジャ、マカカジャ、常世の祈り、勝利の雄叫び、食いしばり、全体攻撃。継承させたうちで、常世の祈りと食いしばりはすんなり決まったが、後一つは悩みに悩んだ末に何故か全体攻撃となった。本当はデスカウンターを持たせたかったが、デスカウンターを付けるなら貫通が必須だろうし、貫通を付けるなら気合いと冥界波が欲しくなるので、枠の数から断念。それならそれで三分の活泉か氷結反射を付けるという手もあったにも拘わらず、何となく全体攻撃にした。継承可能枠はたった三枠なのだから簡単だろうと見越していたものの、最悪の一時間達成。そして本作のメインイベント、ベルゼブブ作成へ。まず、最終パーティーはライドウ、ベルゼブブ、メタトロンにすることは決定していた。人修羅のスキルが攻撃特化の上、ライドウはデクンダを除き補助回復ができないため、自然と補助回復要員は必要になる。ところで、この面子ならば全員がバステ無効のため本来は常世の祈りではなくメディアラハンを付けるべきだが、そこは無駄にこだわった。まあ、常世の祈りの方が継承簡単だったので、実のところ手を抜いたのではある。さて、そこでメタトロンをその任に当てるのは都合が良かった。しかし問題は、こいつがマカカジャとタルカジャを所持しているという点だ。どう考えてもラクカジャは必要になる。そしてラクカジャまで持たせるのなら、スクカジャも欲しい。となると常世の祈りか食いしばりのどちらかを切り捨てねばらなず、それは不可能。それに、やはりベルゼブブとメタトロンは対比した存在であるべきだ。そういうわけで悩みに悩んだ挙げ句、決断を下した。死蝿の葬列、ランダマイザ、ラクカジャ、スクカジャ、常世の祈り、勝利の雄叫び、食いしばり、全体攻撃。もうこれしかない。貫通、気合い、デスカウンター、冥界波、火炎反射、全て泣く泣く切り捨てた。当初はここで生け贄にスルトを流用する気だったが、レベルはともかく、六枠を一気に埋めるのは辛い。そこでひとまずラクカジャ、スクカジャ、全体攻撃を継承させてベルゼブブをとりあえず召喚。ここにミタマでランダマイザ、常世の祈り、食いしばりをつけることにする。これら三つを持った悪魔は何体かいたため、精霊は簡単に用意できた。しかしここから御霊を作るのに大苦戦。まず一時間挑戦したが、断念。次にこれら三つを持った別の精霊を作り、ノイズを減らして再戦。またしても一時間が無為に経過。この過程で合体事故などもありベルゼブブ召喚からノーセーブなためやり直しもできず、あまった悪魔を適当に混ぜ合わせてフトミミとサカハギを作り、捨てる。続いて二体の精霊のレベルを上げて枠を埋め、継承枠を最大限利用する。この選択は最初から分かっていたが、後々ベルゼブブとの継承の際にノイズが増えるのが怖かったため、ここまで引っ張っていた。この御霊を作ることはゴールラインでもなんでもない。そして更に三十分後、ようやく御霊が出来上がる。三枠への継承ながらメタトロン並の作業を覚悟したが、最後の合体は運良く数回で済み、延べ二時間半を費やし、晴れて悲願のベルゼブブ完成。レベルを上げて真の姿へと変化。アマラ深界へ潜り、入れなかったところを探索。これが最後のアマラ深界かと思うと感慨深い。閣下からの贈りものを受け取り、貫通所持のギリメカラを購入。早速こいつを材料にしてシヴァを作成。バステを無効できないため最終パーティーに入れる気は最初からなかったので、スキルは割と適当に。八相発破、メギドラオン、デスカウンター、三分の活泉、貫通、気合い、勝利の雄叫び、食いしばり。そしてギンザへ赴き、ためこんでいた宝石を全力で使って御霊を買い占め、三体をフルドーピング。全員ステータスはマックスへ。これでシヴァの性能が大きくライドウを上回ることになったが、まあ何となくライドウは最後に共に戦いたいので、それまでの雑魚狩りにベルゼブブと一緒に活躍してもらう。
ペルソナ3』の音楽が好きで好きで、そのへんのことを調べてみたら、元々フュージョン畑のようでした。アバドン王でもそういった印象は薄かったんですが、真3で納得。色々とバリエーションに富んでいるも、全体的にロック調で結構ハード。真1の曲なんかもうまい具合にアレンジされていて、きちんとメガテン。今回ゲーム自体がサイバーなものを感じさせなくて、そのへんでどう合わせてくるのかと気になっていたんですが、よくはまっています。滅びた世界を舞台としながらも、滅びた世界なりの秩序を描いていくというのがメガテンなりの雰囲気です。中でも創世という果たすべき目的が設定され、全体的に神秘性が底に通じているのが本作であって、その演出に音楽は正しく役割を果たしていると思います。
十数時間振りにカグツチ塔登り再開。パーティーはライドウ、ベルゼブブ、シヴァ。トールを瞬殺し、バアル・アバター戦へ。しかし今や何ということもなく打破。カグツチ登頂。最後に挑むその前に、おさらい。レベルは全員99とちょっと。ライドウのスキルは、ヨシツネ見参、ミシャクジ雷電、ヒトコト大風、凶鳥ガーヂアン、的殺、ジライヤ乱舞、食いしばり、永世ライドウ。そして人修羅のスキルは、至高の魔弾、地母の晩餐、メギドラオン、気合い、貫通、食いしばり、デスカウンター、三分の活泉。マガタマはマサカドゥス。プレイ時間は72時間。パーティーはライドウ、ベルゼブブ、メタトロン。控えは、シヴァ、ピシャーチャ、ピクシー。ちなみにピシャーチャのレベルは67。カグツチ戦へ。予行演習として各自の役割を確認。人修羅は気合いからの至高の魔弾。ライドウはヨシツネ見参でクリティカルを狙う。ベルゼブブとメタトロンはまずランダマイザ、その後は各自ラクカジャとタルカジャ、折を見ては常世の祈り。補助が完全にかかっているにも拘わらず全体に200ダメージを与えてくる無尽無辺光に一度は驚いたものの、一度しか使うこともなく片が付いた。
語り過ぎないところ、淡々と事が運んでいくところ、確かにそれはメガテンの良さです。しかしもうちょっと何か欲しかったかなとも思います。友人が敵に回るのは真1もそうでしたが、戦った後はそれなりの情緒がありました。今回もバアル・アバター戦前の会話など少しそれを匂わせるところはありましたが、肝心の倒した後がさっぱりで、それなりに何か描くべきではないかなと。ところどころあまりに説明不足な展開もありましたし、プレイ時間を悪魔合体の際における継承スキル選択にかけさせるよりは、もうちょっとシナリオの説明に回して貰いたかったです。或いは、崩壊した東京を跋扈する悪魔たちの姿を描写するとか真1の素晴らしかった点は、崩壊した東京でそれでも生活を営む人間の姿を描写するとともに、同時に悪魔たちをも個性的に描写したことです。コトワリを開けるのが人間のみ、という点から悪魔たちの描写がおざなりになるのは仕方がないのかもしれませんが、それならそれで人間との関わりを積極的に持とうとする悪魔がいても良かったでしょう。それにコトワリを開こうとする人間たちもいまいち描写不足で、想像力を掻き立てられはするものの、テーマからしてそれが困難であろうことは承知で、もう一歩踏み込んで貰いたかったです。また、主人公も悪魔なんだからお使いだけでなく、もっと悪魔らしく振る舞いたかったのがプレイヤーとしての心理です。
本当の最後、ルシファー戦。事前にたてておいた計画通りに行動。デカジャ、デクンダを使用し始めてからは後手に回り気味になる。しっかり補助をかけておきさえすれば全体300前後のダメージしかない王の中の王はともかく、高確率でHPが1/10になる初めに闇ありき、まず確実にクリティカルが出る上に高威力の通常攻撃が大変に危険。しかしそのディアラマには何の意味があるのかと。一度MPがつき、初めてのグレイトチャクラ使用。ちなみにチャクラポット、ソーマの雫、ソーマ、宝玉、宝玉輪、生玉、反魂香については最後まで何となく意味もなく未使用。そして結局誰の食いしばりが発動することもなく、至高の魔弾で終了。本日の成果、0パト。総合成果、12パト。
真・女神転生III NOCTURNE マニアクス クロニクルエディション』クリア。