近頃本郷のあたりをふらふらすることが多い。それで適当にぶらぶらしているとローケンベーカリーという看板を発見。松山市民にとってお菓子と言えば一六本舗、畑田本舗、澤井本舗、母恵夢、そして労研饅頭。そういうわけでこれは気になるわけで、でも店は閉まっている模様。ググってみたらそこそこ情報が見付かるけどローケンの由来はよく分からない。もしかしたらオーケンとかウォーケンとかヴォーダンとかと関係あるのかもしれない。漢字で書くと「龍拳」で小足見てから余裕なのかもしれないし「竜剣」で故郷の雪山でかつてのイジメっ子二人組と戦うのかもしれないし実は「狼牙風風拳」の略なのかもしれない。そんな思いを胸に秘めつつこの前『ターミネーター3』見てたらそのターミネーター3を演じている女優がクリスタナ・ローケンでもしかしたらこれか。市外の人のために一応説明しておくと「饅頭」の読みは「まんじゅう」ではなくて「まんとう」です。「労研」は「労働科学研究所」の略です。
ずーずーしーから夜な夜な他人の家でストリングプレイスパイダーベイビーしつつパワメジャ2009のサクセスを頑張る。3〜9に1998〜2001と、今まで俺がやってきたパワプロの中では今作が最高傑作。欲しくなってきた。
その合間に『ぱにぽにだっしゅ!』をだらだら見てた。その後の新房アニメと比べると演出があまりに洗練されてなさ過ぎなのが味なのかもしれないと今になって思う。新作は色々と酷くて最高だった。
がんばっちゃったがんばった我々終わらんキスはパッショネイトワーイワーイ
畑亜貴の『世界なんて終わりなさい』を聴く。プレグレを聞き漁ってた最中に畑亜貴の名前を目にした時は同姓同名の別人かと思った。一口にプレグレと言っても多種多様だけど、如何にも民族音楽的で異国的な感じ。でもちょっと打ち込み音楽らしいエッセンスもちらほら。
あずまんが大王 ヴォーカルコレクション うたいましょ』を聴く。畑亜貴の名前が俄にアニソンの分野でビッグネームになったきっかけはやっぱり「空耳ケーキ」じゃないかなあ。今調べていて初めて知ったけど『悠久幻想曲』でも仕事してたんだ。ちょっと記憶が曖昧なんだけど、電波ソングっていうのがジャンルとして広まったのがこのちょっと後の「巫女みこナース」が流行った頃じゃなかったかと思う。もちろん電波ソング愛好家はそれ以前から存在したわけだけど。それから続々と電波ソングが生産され始め過去の曲もそこに体系化されていくわけだけど、「空耳ケーキ」はその基礎になったところもあるんじゃないかなと勝手に考えてる。まあこういうアニソン史をきちんとまとめてるサイトがあるはずなのでこれ以上適当なホラを吹かないことにする。それはともかくとして、当時大きなインパクトを与えた一曲だったのは間違いがない。こんだけ書いておいてあれだけど、今になってこうして聴き直してみると電波ソングとは一線を画しているのを感じる。この曲自体がどうとかって話ではなくて、懐かしさを喚起するところがある。でもその懐かしさってのは自分自身の経験とは無関係で、「こういうのは懐かしいものなんだ」って共有されている具合の懐かしさ。「サラバイ!」と「Raspberry Heaven」もなかなか。朋先生の歌も聴ける。畑亜貴繋がりという点以外話は完全に変わるんだけど、この前「JPOPはクソ、アニソンこそ至高」っていうありがちといえばありがちなんだけどありがちすぎて普通の人は書かない文章つまり評論を読んでたら神前暁の名前が出てきて不思議だったんだけど「もってけ!セーラーふく」の作曲はそうだったんだと今更知って驚いちゃった。「もってけ!セーラーふく」はここ5年ぐらいのアニソンでは一番衝撃的な曲だった。だからランティスは早く『らき☆すた』のボーカルアルバムを作ってください。ついでに、はるひどこかたのむ。
伊藤真澄の『夢降る森へ』を聴く。「空耳ケーキ」を歌っているOranges & Lemons上野洋子伊藤真澄のユニットなわけで、「空耳ケーキ」の作曲は伊藤真澄の方。『灰羽連盟』の主題歌だった「Blue Flow」も収録。民族音楽的で異国的。こういう路線の女性歌手は好きで他にも幾らか名前を挙げるに吝かでなくもないが、どういう系譜なのか分からんちんなので触れないことにする。どこかにきちんとまとめてるサイトが多分ある。本筋とは大して関係ない話を引っ張ると、Oranges & Lemonsってのは恐らくXTCの『Oranges & Lemons』からきていて、これがまたポップの結晶みたいなアルバムで「懐かしさ」ってのはこういうポップさと切り離せないところがあるんじゃないかしらん。「The Loving」は所謂永遠の名曲ってやつ。自分の中で。
灰羽連盟 サウンドトラック ハネノネ』を聴く。「Blue Flow」の作詞は畑亜貴。しかも「空耳ケーキ」と同じ年。きっとこのへんで繋がりが何かあったんだと思う。それはそれとして『灰羽連盟』の音楽を担当したのは自分の中で『ワンダと巨像』の人と化している大谷幸ガンダムWとかポポロクロイスとかガメラ2とかもそうなんだなあ。この作品は全体的に民族音楽的なトーン。『灰羽連盟』についてどこかで書いたか覚えてないけど、終盤の展開が性急過ぎて一話足らない感じがして、同じ安倍吉俊関連アニメだときっちりまとめあげられてる『lain』の方が自分は好き。
上野洋子の『Puzzle』を聴く。エレクトロニカっぽい曲調かと思いきや民族音楽的になる。自分の語彙が貧弱なんで民族音楽的とばかり書いてしまって恥ずかしさが溢れまくりですがどれも指しているのは大体同じなのでもう許した。こういう曲調についての詳細な情報をまとめたサイトが世界の果てまでにはきっとある。
ZABADAKの『遠い音楽』を聴く。上野洋子が在籍していたZABADAKこそこのケルトを基調とした民族音楽的な曲をお家芸としていたわけで。ZABADAKは『クロノ・クロス』を縁に知った。中学受験を前にした一年間、夜中はベッドにこもってMDプレイヤーでそのサントラを聴きつつ漫画を読み耽っていた。でまあブックレットをぱらぱらと眺めたりしていると、そこに吉良知彦の名があり、ZABADAKを聴いていくと、そういう展開。だからまあ、ZABADAKは当然好きなわけで。ここで突然強引に話を繋げるとZABADAKは『灰羽連盟』に影響を与えているそうでどうしてこのへんの経緯はどんどんこんがらがっていくのでしょう。ハードボイルド・ワンダーランドにはこのあたりの事情について詳らかに記述されたサイトがあるんじゃないかな。
やろうと思えば更に話を無軌道に広げていくこともできそうだけどあまり適当なことばかり書いていても心が痛むのでおしまい。
長々と書いてきましたがつまり畑亜貴が作詞した曲のコンピを作って欲しいよということだったんです。