まずは昨夜、ベッドに入ってから眠るまでの記録を。
『月光ゲーム』を読み始める。
ケイト・ブッシュの『愛のかたち』を聴く。読む。
ケイト・ブッシュの『レッド・シューズ』を聴く。読む。
オジー・オズボーンの『月に吠える』を聴く。読む。
『月光ゲーム』を読み終える。そこかしこに引っ掛かりどころはあったものの、謎解きの楽しみもきちんとあった。
朝がくる。眠りにつく。
まだ子供だった頃、一人の友人が家に僕を誘った。彼は兄の部屋へと僕を案内した。タバコや酒にまみれた部屋だった。そこにあったデッキで、彼は一本のビデオテープを再生した。それはAVだった。「こうやって子供を作るんだぜ」と彼は言った。彼が言っていることの意味や、彼がどうしてそんなことを言うのか、僕には理解できなかった。もしかしたら、彼は昨日までコウノトリやキャベツ畑の神話を信じていたのかもしれない。「フェラじゃ子供はできないよ」
この後、フェラが何なのか分からない彼に僕がしゃぶって教えてあげると続けると、これはホモコピペになることに気がついた。恐ろしい話である。
恐ろしい話は多い。その多くは、実話である。
目が覚める。昼がくる。
友達とラーメンを食べに行く。
駐輪場では自転車が息を絶やしていた。バルブが閉まっていない。これはミスだ。空気を入れ直し、友達の家へ向かう。
ひとしきりPS3で遊ぶ。
夜がくる。カレーを食べに行く。
ひとしきりPS3で遊ぶ。
一日が終わる。
これは実話である。