R.O.D -THE TV-』を見る。淡々と進行していく雰囲気が良い。
読書が苦手だったので読書感想文には苦労した。苦手というか、そもそも本を読まなかったので。苦労したというか、そもそも書けなかった。何を書いたのだろう? 何も覚えていない。
世の中には、十の言葉で一つを語ろうとする者もいれば、一つの言葉で十を語ろうとする者もいる。いずれにせよ狂気の沙汰であるが、一つの言葉で一つを語ろうとする者には及ばない。
私の言葉は乾き、内容は飢えている。肥え太って飢える者に比べれば何らの悲劇もない。
カレーを作る。『ぱにらじだっしゅ!』を垂れ流しながら。
トマト缶がないことに気が付き、買いに行こうかと着替えるとSkypeがかかってくる。
友達と三時間弱喋る。
朝がくる。眠った方がいいように思われたので、眠る。
私は長い間、自分を楽観主義者だと考えていた。しかしこれは誤りであった。私には誤りがたくさんある。たくさん。
楽観主義とは、目を覆う黒い幕のことを言う。一般的にこれはサングラスと呼ばれる。サングラスとは光を遮るものである。サングラスなしで光を見つめると、我々の目は弾けとんでしまう。一般的にこの光を希望と呼ぶ。楽観主義は人の目を曇らせる。曇るがいい。
私は盲だった。
目が覚める。昼がきていた。すでに一日で最も暑くなる時間帯すら過ぎていたため、予定を変更して引き籠ることにする。
とりあえずスーパーへ行ってトマト缶を買って来る。
カレーができる。カレーを食べる。
『作者の図像学』を読み始める。
ライバッハの『キャピタル』を聴く。読む。
パーカッション・グループ72の『西村朗:「ケチャ」彩色打楽』を聴く。読む。
『作者の図像学』を読み終える。参考にはなった。
また一日が終わる。